平和と音楽

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平和と音楽

今年のノーベル平和賞に、世界各地で食糧支援を行っている国連機関、WFP=世界食糧計画が選ばれた。

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選考委員会は授賞理由の中で「飢餓との闘いに努め、紛争の影響下にある地域で和平のための状況改善に向けて貢献し、さらに、戦争や紛争の武器として飢餓が利用されることを防ぐための推進力の役割を果たした」と評価。

そして、新型コロナウイルスの感染拡大によって、飢餓に苦しむ人が世界中で急増していると指摘し、「WFPは『ワクチンができる日まで食料こそが混とんに立ち向かう最も良いワクチンだ』とし、世界的な大流行の中でその取り組みを強化するため、めざましい努力をしてきた」
さらに、「食料の安全保障を平和の手段とするための多国間協調の中で重要な役割を果たし、ノーベルの遺志にある国家間の友愛を発展させるために日々、貢献している」としたうえで、
「人類全体の利益のためのその努力は、世界のすべての国が支持し、支援すべきものだ。」
と結んでいる。

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危険で困難な状況にいる人々に食料を届け、「命をつなぐ」その活動は、スタッフがテロや戦闘に巻き込まれたり、食料を運ぶトラックが襲撃されたりするなど、まさに命がけになることもあるという。

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日本メディアは世界に起こっている不平等をあまり知らせてくれないように思う。
コロナ禍でも極端に内向きにならず、人道支援についてグローバルに考えたい。

命がけの演奏会を続けたフルトヴェングラー

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戦火まじえる激動の時代にあっても自らの芸術活動に命を懸けたドイツ人指揮者、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー。

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1945年1月23日。
フルトヴェングラー指揮、オーケストラはウイーンフィルハーモニー、
第二次世界大戦最後のベルリンの演奏会。
ナチス・ドイツは断末魔の時を迎えていた。

毎晩の空襲に備えて午後3時開演。
途中で停電が起こり、
モーツァルトの変ホ長調交響曲第2楽章の途中で止まる。

「とうとう優しいヴァイオリンの旋律も絶え果てた。フルトヴェングラーは振り向いた。
彼のまなざしは聴衆と沈黙したオーケストラの上をさまよった。
戦争、この血なまぐさい現実が、今やはっきりと精神的なものを打ち負かしたのだ。」

聴衆は去らず、待ちかねた1時間の後に演奏会は再開される。

「おそらく聴衆の多くはあの優しいモーツァルトの旋律を心待ちしたことだろう。
痛ましく問いかけるようなあの旋律は、まだ空間に漂っているようだった。
しかしフルトヴェングラーがプログラムの最後に予定されていたブラームスの交響曲で始めたときは、誰一人それを不思議には思わなかった。
あのモーツァルトの優美、『清らかな喜びに満ち足りた』音楽は、もはやこの町では無縁のものだったのだ」
(カルラ・ヘッカー<フルトヴェングラーとの対話>より)

平和と音楽

フルトヴェングラーは、ワルター、メニューイン等優れたユダヤ人演奏家たちを逃がし、
ナチスから守った。

戦火のなかで音楽を演奏し聴く行為は、平和な日常での行為とは全く異なるものであったはずだ。

平和の中にこそ存在する音楽をわたしたちは忘れてはならない。

これから社会を担う子どもたちに未来を示し、
平和への努力を怠ってはならない。

全世界中がコロナ禍にあり、儘ならない演奏会に直面しているいま、
演奏家がどんな形で人々の思いや願いを表現できるのかを自問している。

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